PreTracker ショートカットキーとエフェクトコマンド
2016年頃からクローズドで開発されていたPreTrackerが2019年4月に公開されました。付属のヘルプから、ショートカットキーとエフェクトコマンドの機能を日本語翻訳した自分用のメモです。
なるべく確認しながら書いていますが、一部マニュアルに記述されている説明とは違う(と思われる)部分と、説明の補足については色付けしてあります。(おそらくは未実装かマニュアル記述時の間違いではないかと推測します。)
記事執筆時点でのバージョンはPreTracker v1.00です。
PreTracker自体はこちらからWindows用バイナリをダウンロードする事が出来ます。
www.pouet.net
ショートカットキー
ノートキー
現在のインストゥルメント/波形の再生/パターンエディタでのノート入力
高ノートキー 2 3 5 6 7 9 0 ^ Q W E R T Y U I O P @ [
低ノートキー S D G H J L ; Z X C V B N M , . /
全般
キー | 説明 |
---|---|
Space | 曲を停止/編集モードの切り替え |
Shift+Space | 曲を停止して現在のステップ位置に停止 |
Esc | インストゥルメントウィンドウとメインウィンドウの切り替え |
右Ctrl | パターンの最初から曲を再生する |
右Alt | パターンの最初から曲を再生する(現在のパターンのみ) |
Shift+右Ctrl | 現在の位置から曲を再生 |
Shift+右Alt | 現在の位置から曲を再生(現在のパターンのみ) |
左Ctrl+下カーソル | 次のインストゥルメントを選択(テンキーのプラスでも同じ) |
左Ctrl+上カーソル | 前のインストゥルメントを選択(テンキーのマイナスでも同じ) |
Home/End | パターンまたはシーケンスの開始/終了位置に移動 |
シーケンスエディタ
キー | 説明 |
---|---|
Enter | パターンエディタへ移動 |
F1~F4 | オクターブを設定 |
Backspace | ステップを削除(カーソルのひとつ前のステップが1行分消える) |
カーソルキー | カーソルの移動 |
Del | エントリの消去 |
Shift+Del | ステップの消去 |
Home | シーケンスエディタの位置0に移動する |
Ctrl+Ins | 新たにステップを挿入(Insキーのみでも同じ機能?) |
Tab | カーソルを次のチャンネルへ移動 |
Shift+Tab | カーソルを前のチャンネルへ移動 |
Ctrl+U | 未使用のパターン番号をセット |
Ctrl+K | 既存のパターンを複製 (現在カーソルがあるパターンの内容を未使用のパターン番号に複製する) |
Ctrl+Alt+左カーソル | シーケンサエントリを左のチャンネルと入れ替える |
Ctrl+Alt+右カーソル | シーケンサエントリを右のチャンネルと入れ替える |
プラス/マイナス | (パターンの)トランスポーズ(プラスキーが効かない?) |
Ctrl+プラス/マイナス | (パターンの)オクターブ単位でトランスポーズ(プラスキーが効かない?) |
Ctrl+Shift+上カーソル | 重複したエントリ(全チャンネル分)を上のステップにコピー |
Ctrl+Shift+下カーソル | 重複したエントリ(全チャンネル分)を下のステップにコピー |
Ctrl+Z | 元に戻す(アンドゥ) |
Ctrl+Shift+Z | やり直し(リドゥ) |
Shift+カーソル | パターン/シーケンサ/インストゥルメントステップで領域を選択 |
Ctrl+C | 選択領域をコピー |
Ctrl+X | 選択領域をコピーしてクリア |
Ctrl+V | コピーした領域を貼り付け |
パターンエディタ
キー | 説明 |
---|---|
Enter | シーケンスエディタへ移動 |
1 | ノートオフコマンドを挿入 |
Shift+Enter | このステップをコード/アルペジオとしてマーク(コマンド列が緑色に変化) |
右Shift+ノートキー | アルペジオを入力 |
左Ctrl+Enter | ステップ再生 |
F1~F4 | オクターブを設定 |
F10 | ヘルプを表示(現時点で表示されないので未実装かもしれません。) |
Shift+F3 | パターンをクリア |
Shift+F4 | パターンをコピー |
Shift+F5 | パターンを貼り付け |
Ctrl+F3 | パターンコマンドをクリア |
Ctrl+F4 | パターンコマンドをコピー |
Ctrl+F5 | パターンコマンドを貼り付け |
Del | ノートの消去 |
Ctrl+Del | コマンドの消去 |
Shift+Del | ステップの消去 |
Ctrl+Alt+左カーソル | シーケンサエントリを左のチャンネルと入れ替え |
Ctrl+Alt+右カーソル | シーケンサエントリを右のチャンネルと入れ替え |
Alt+M | チャンネルをミュート/解除 |
Alt+Shift+M | 全チャンネルをミュート/解除 |
Alt+(1~4) | チャンネル1~4をミュート/解除 |
Ctrl+カーソル移動 | 選択の変更?(機能しませんでした) |
Ctrl+プラス | 選択したノートを半音上へ移動(Ctrl+テンキーのプラスでも可) |
Ctrl+マイナス | 選択したノートを半音下へ移動(Ctrl+テンキーのマイナスでも可) |
Ctrl+Shift+プラス | 選択したノートのオクターブを上に移動(Ctrl+テンキーのプラスでも可) |
Ctrl+Shift+マイナス | 選択したノートのオクターブを下に移動(Ctrl+テンキーのマイナスでも可) |
Ctrl+E | トラックの展開(各ステップ間に空のステップを挿入する)(カーソル位置以降) |
Ctrl+Shift+E | トラックの縮小(2番目のステップごとに削除する)(カーソル位置以降) |
Ctrl+(0~9) | 編集ステップの設定(=編集時にスキップされるステップ数) |
上カーソル | ステップを上に移動 |
下カーソル | ステップを下に移動 |
Page Up | 16ステップ上に移動 |
Page Down | 16ステップ下に移動 |
Home | ステップ0に移動 |
Ctrl+Z | 元に戻す(アンドゥ) |
Ctrl+左Shift+Z | やり直し(リドゥ) |
Shift+カーソル | パターン/シーケンサ/インストゥルメントステップで領域を選択 |
Ctrl+C | 選択領域をコピー |
Ctrl+X | 選択領域をコピーしてクリア |
Ctrl+V | コピーした領域を貼り付け |
Ctrl+A | パターン/シーケンサー全体を選択する(単一チャンネル) |
Ctrl+左カーソル | シーケンスパターン番号を減らす |
Ctrl+右カーソル | シーケンスパターン番号を増やす |
左Shift | 左Shift+ノートキー入力でステップのインストゥルメントを変更せずに音符だけが入力されます。 |
インストゥルメントエディタ
キー | 説明 |
---|---|
Enter | ノートの絶対値/相対値の切り替え |
Ins | ステップを挿入 |
Shift+Ins | サブステップを挿入 (ここで言っているサブステップとは同一フレームに複数のコマンドを実行する為のステップの事を意味していると思います。) |
Shift+F3 | インストゥルメントをクリア |
Shift+F4 | インストゥルメントをコピー |
Shift+F5 | インストゥルメントを貼り付け |
Ctrl+Z | 元に戻す(アンドゥ) |
Ctrl+左Shift+Z | やり直し(リドゥ) |
上カーソル | ステップを上に移動 |
下カーソル | ステップを下に移動 |
Page Up | 16ステップ上に移動 |
Page Down | 16ステップ下に移動 |
Home | ステップ0に移動(機能しませんでした) |
波形エディタ
キー | 説明 |
---|---|
Esc | インストゥルメントエディタに戻る |
Shift+F3 | 波形をクリア |
Shift+F4 | 波形をコピー |
Shift+F5 | 波形を貼り付け |
ボタン
値をすばやく変更するには、Shiftキーを押しながら矢印をクリックします。
ボタンをリセットするには、Ctrlキーを押しながら矢印をクリックします。
エフェクトコマンド
パターンコマンド
コマンド | 説明 |
---|---|
0xx | 2番目のインストゥルメントを再生 (単一のチャンネル内でベースとキックを同時に鳴らすような用途の為等に使用するのだと思います。) |
1xx | ノート スライドアップ xx=00~FF |
2xx | ノート スライドダウン xx=00~FF |
3xx | トーンポルタメント |
4xy | ビブラートを設定します。現在のインストゥルメントのビブラートを無効にし、ディレイを0に設定します。x=スピード、y=深さ |
5xy | トラックディレイ x=ボリューム(0=オフ、F=100%)、y=ステップ単位のディレイ 次のトラックがミュートされ、現在のトラックのノートのディレイコピーが再生されます。コマンド500を使用して、ディレイを停止します。それ以外の場合、次のトラックではノートを再生できません。 最後のトラックで使用した場合は、何も実行されません。 |
9xx | 波形のオフセットを設定 |
Axy | ボリュームスライド x=アップスピード y=ダウンスピード |
Bxx | 指定した位置に移動 |
Cxx | ボリュームを設定します。40が最大値です。インストゥルメントのボリュームに乗算されます。 |
Dxx | パターンブレイク xx=次のパターンの開始位置 |
E1x | ファインスライドアップ(まだ実装されていない) |
E2x | ファインスライドダウン(まだ実装されていない) |
EAx | xサブステップでノートオフにする |
EDx | xサブステップでノートディレイ |
Fxx | スピードを設定(各ステップで待機するフレーム数) F06は次のノートまで6フレーム待つことを意味します。F00=停止、F2F=最も遅い ファンクスピード(グルーヴ、もしくはシャッフルテンポとも言う) Fxx>=30の場合、Fxyは偶数ステップ (x)/奇数ステップ (y) に対して異なるステップ待ちを設定します。 |
インストゥルメントコマンド
コマンド | 説明 |
---|---|
0xx | 波形を選択 xx=01~18 |
1xx | ノート スライドアップ xx=00~FF |
2xx | ノート スライドダウン xx=00~FF |
30x | ADSR x=1:リリース x=2:リスタート |
4xx | 波形を選択 0xxと似ていますが、同期せずに波形を開始します。(現在のサンプルループ位置はリセットされません。) |
Axy | ボリュームスライド |
Bxx | 指定したステップに移動 |
Cxx | ボリュームを設定 xx=00~40 |
E0x | パターンに設定されたパターンアルペジオ(0~3)を使用し、空の('0')アルペジオノートをスキップします。 |
E1x | パターンに設定されたパターンアルペジオ(0~3)を使用します。 |
Fxx | スピードを設定 |